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2023.08.18

周辺環境の魅力
今津サマープロジェクト2023!

 

イベントの様子
8月8日 今年も今津サマープロジェクトに参加させていただきました。
毎年、今津公民館さん主催で行われている、地域の小中学生を中心に開催されている人気のイベントです。
今回は九州大学工学研究院 今井教授と清野准教授、九州大学のスタッフを講師としてお迎えし、今津の石や砂にクローズアップ。
内容は、
①今津地域の元寇防塁の石がどこから来た石なのか見てみよう
②砂鉄を採ってみよう
③砂鉄や砂を大きく見てみよう
また、九州大学学生によるクイズ大会も行われました。

①では、今津にある元寇防塁まで行き、実際に石を見ながら石の違いや分類を今井教授に解説をしていただきました。
防塁に使用されている石材は、西側は柑子岳に産する花崗岩、東側は毘沙門山に産する玄武岩が多いそうで、見た目もわかりやすく異なります。
普段何気なく見ている石ですが、実は”恐竜が生きていた時代にできたもの”と聞くとなんだか有難いもののように感じてしまいます(笑)。

②では、元寇防塁と長浜海岸付近で磁石を使って砂鉄採り。中には、採った砂鉄の純度をあげる独自の方法を生み出す強者も・・・。磁石にくっつく砂鉄が面白くて、みんな夢中でした。

③は、公民館に戻って採った砂鉄や砂を虫眼鏡や顕微鏡で観察。色んな形や色の砂があり、興味津々で顕微鏡を覗き込んでいました。また、磁石を使わない砂鉄の採り方にもチャレンジ!砂鉄は砂よりも重たいので、砂金とりと同じ方法を用いる事ができるそう。パンニング皿という専用のボウルのようなものを使って、皿の中身が砂鉄だけになるまで水の中でゆすります。貴重な体験ができました。
最後は、九州大学学生さんより「岩石クイズ」を出題!!景品付きということで盛り上がっていました。難易度高めなクイズでしたが、全問正解者はなんと6名も!おめでとうございます。

イベント企画時には、石がテーマで人が集まるのか・・と心配されていたそうですが、子供も大人も楽しめる盛りだくさんの内容でした。
 
  • 元寇防塁の石を観察黒っぽいのが玄武岩、まだら模様が花崗岩
  • 砂鉄を採っているところ
    みんな真剣です!

  • 長浜海岸から能古島や志賀島、
    玄界島が一望できます。
     

  • 採ってきた砂鉄や砂を虫眼鏡と顕微鏡で観察していきます。
  • 九州大学学生さんによるクイズ☆
    景品は誰の手に渡るでしょう。

  • パンニング皿での砂鉄とりの様子。
    難しそう・・・

 

元寇防塁
◆ 元寇防塁
鎌倉時代に蒙古の再襲来を防ぐ為に築かれた石築地。
国指定の文化財に登録されている。
参照:「福岡市の文化財」
https://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/item_id:101060

こちらもご覧ください!
柑子岳:https://www.seaside-hp.or.jp/news/65/detail
毘沙門山:https://www.seaside-hp.or.jp/news/62/detail