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2024.11.03

周辺環境の魅力
クロツラヘラサギがやって来ました

白い鳥がクロツラヘラサギです

今津干潟の冬のシンボル、クロツラヘラサギが今年も今津にやってきました!
昨年も秋から冬にかけて今津干潟を観測していましたが、なかなか出会うことが出来ずにいました…。飛来の時期は実はもっと早い?との噂を聞きつけ、今年は10月から観測していたところ、10月22日今津干潟から流れる瑞梅寺川にてたくさんのクロツラヘラサギを見つけることができました!

クロツラヘラサギはトキ科に属するサギの一種で、名前の通り「黒い顔」と「ヘラ状のくちばし」が特徴です。くちばしの形状が「へら」のように平たく、泥の中にくちばしを突っ込んで小さな魚や甲殻類などを捕まえます。

クロツラヘラサギは絶滅危惧種とされ、世界的に保護が求められています。その数は非常に少なく、世界での総羽数は約6千羽(2022年データ)とも言われています。生息地である湿地や干潟が開発や汚染で失われ、餌となる生物も減少していることが原因です。
  • 黒いヘラのようなくちばしが特徴的です
  • 暖かい昼間にはお昼寝している姿も見受けられました

  • 瑞梅寺川にはカニもたくさんおり、夏になると近くの小学校のグラウンドにも多数姿を現すそうです
     

このクロツラヘラサギに出会えるということは、今津干潟の自然環境が守られているという証です。これからも希少種であるカブトガニやクロツラヘラサギを守るため、環境保護活動に積極的に参加して参ります。
  • 大きな音に驚いて飛び立ってしまいました

  • うしろには今年8月に営業終了したマリノアシティ福岡の観覧車や福岡タワー等も見えます
    これぞ福岡の景色です