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2021.12.13

周辺環境の魅力
今津にクロツラヘラサギが飛来

 

今津干潟近くの川で撮影
冬到来
今津干潟にクロツラヘラサギが飛来しました。
名前に「サギ」とありますが、分類は鳥類コウノトリ目トキ科で、トキの仲間です。
絶滅危惧種に認定されており、主に朝鮮半島の西海岸で繁殖し、韓国南部・日本・中国南部・台湾・ベトナムで越冬する渡り鳥です。
今津干潟には毎年、日本で最初に飛来するといわれています。

体の大きさは75cmほど。
白い羽に黒くヘラのような形をしたくちばしが特徴的です。
 

 

特徴的なくちばし
今津干潟は餌となる生き物が豊富な為、多くの鳥が集まります。

クロツラヘラサギも、干潟と干潟近くの河川で餌を探している姿を見ることができます。

その餌の取り方は個性的で、くちばしを半分開いた状態で水中に入れ、左右に振りながら前進していきます。
クロツラヘラサギのくちばしは触角が発達しており、泥の中で餌が触れた瞬間に閉じます。

餌を探す様子

  • くちばしを開いて水中へ
  • 首を右へ左へ振りながら

  • 前へ進んで行きます。

休憩

  • 今津干潟 隣の池に十数羽が休憩中
  • 片足とくちばしを羽の中で温めます

  • 首を搔く様子 うっすらと飾り羽が見えます



春先になると、胸の部分が黄色く色づき、頭に飾り羽が生えます。
雌と雄は互いに相手の首先に触れ、愛情を確かめます。そして4月下旬、繁殖地である朝鮮半島に渡り卵を生みます。
 


今回観測した地点は狭い道路となっています。
観測の際には車や転落等、十分お気を付けください。
 

今回のクロツラヘラサギ観測地点