2026.04.24
周辺環境の魅力NEW

シーサイド病院が位置する今津の地に作業場を構え、福岡を拠点に活動されているマルチディシプリナリー・アーティスト、しばたみなみさん。
今回、今津の作業場をオープンアトリエとして公開されるとのことで、取材に伺いました。
“環境問題をアートで伝える”彼女の作品は、海からの漂着物や食品パッケージなどの廃材から生み出されています。
この活動は「ORINASU(オリナス)」と名付けられ、日本に古くから伝わる「サキオリ」にインスピレーションを受けているそうです。
しばたみなみさんが今津に作業場を構えたきっかけは、今津の海で行われたビーチクリーンのポスター制作でした。
この活動への参加を通して、「海がきれいなのは当たり前ではなく、誰かの手によって守られていることを知ってほしい」という思いが芽生え、作品制作へとつながっていったそうです。
現在も今津の海岸に足を運び、素材を集めながら、ビーチクリーンや地域の清掃活動、イベントなどに積極的に参加されています。
印象的な絵画作品
漂着物で作られた『祭壇』
作品の一部となっているのは、漂着物や廃材など、一度不要とみなされ、廃棄されたもの。
価値を失ったとされるものたちが、しばたみなみさんの手によって再構成され、新たな命を宿します。
このオブジェも、海に流れ着いた発泡スチロールから生み出された作品のひとつです
ORINASU Blue
廃材から作られた『ヌー』
現在も当院で使用していますアトリエには、しばたみなみさんのコレクションや作品が数多く並べられていました。
ひとつひとつの作品にメッセージが込められており、「かっこいい」「おしゃれ」といった印象だけでなく、どこか力強い“パワー”のようなものが感じられました。
ちなみに、当院のクリアファイルのデザインは、しばたみなみさんに手がけていただいています。
海を連想させるブルーを基調に、今津の象徴である毘沙門山やカブトガニ、クロツラヘラサギなどが描かれた、地域の魅力あふれるデザインです。
地域とともに歩む当院としても、しばたみなみさんの活動にこれからも注目してまいります。
今津の自然や環境への想いが詰まった作品を、ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
●しばたみなみオープンアトリエ 「存在と痕跡の祝祭 -余白を生むための祝祭-」
公開期間:4月末まで(予定)
オープンアトリエについては、しばたみなみさんInstagramよりご確認ください。