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2022.07.08

お知らせ
摂食嚥下支援委員会のお知らせ

(左より、原田歯科医師、杉﨑院長、齋藤理事長)

2022年4月 摂食嚥下支援チームが発足しました。
チームは、摂食嚥下障害をもつ患者さんへの対応を強化する事を目的としています。
医師・歯科医師・看護師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・歯科衛生士・管理栄養士・介護福祉士・事務職など、様々な職種から構成されています。
摂食嚥下障害とは、食べ物が胃に運ばれるまでの過程で器官のどこかに問題が生じて飲み込む動作に障害が起こる事をいいます。
原因も様々であるため、それぞれの職種が専門性を活かし、共同で検討・支援する場が必要となります。

当院のような慢性期医療を行う病院は、患者さんの人生の最後のステージを預かっています。
安易に、誤嚥性肺炎を起こしたから経管栄養を入れたり、食事をやめて点滴をしたりするのではなく、何とか口から食べれるよう支援していきたいと考えています。

 どのような食形態・姿勢ならば少しでも口から摂取できるのか。
 どのようなリハビリをすれば経口摂取を維持できるのか。
 どうすれば誤嚥を予防し安全に食べていただけるのか。


経管栄養を必要とされる方を経口摂取へ戻す事は非常に難しいのが現状ですが、少しでも長く食べていただくよう工夫し、それとともに誤嚥性肺炎を減らし、少しでも人生の最後をいい状態で迎えていただく事も我々の大きな役割だと考えています。
委員会を通して踏み出した新たな一歩、今後も取り組んで参ります。